ST diary

文化的なものやひととの触れ合いを通して日々感じたこと、考えたことを綴る、些細で個人的な自由日記帳。

【読書】袋小路の男

久々の小説。

人間関係の微妙な距離感と淡い気持ちが文の「あいだ」全体から絶妙に浮かび上がり、人が「ひと」であることの色気を存分に楽しめた。
物語が「おわり」まで語られないからこその、短編そのものの「色気」も手伝い、

小説の空気感に「ほろ酔い」した余韻をちょうどいい頃合いで味わうことが出来た。

偶然手に取っただけだったけど、久しぶりの小説としては最高のセレクションだったかもしれない。

感性がフル充電された気分。