2021-05-01 【読書】袋小路の男 Books 久々の小説。 人間関係の微妙な距離感と淡い気持ちが文の「あいだ」全体から絶妙に浮かび上がり、人が「ひと」であることの色気を存分に楽しめた。物語が「おわり」まで語られないからこその、短編そのものの「色気」も手伝い、 小説の空気感に「ほろ酔い」した余韻をちょうどいい頃合いで味わうことが出来た。 偶然手に取っただけだったけど、久しぶりの小説としては最高のセレクションだったかもしれない。 感性がフル充電された気分。